ナイト ミュージアム2 (特別編) [DVD]
出演:ベン・スティラー /ロビン・ウィリアムズ /エイミー・アダムス /オーウェン・ウィルソン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日 2009-12-16
オススメ度:★★★
予想外の映像の楽しさに溢れた作品。 2010-01-02
今回は、スミソニアン博物館が舞台なので、リンカーン大統領、カスター将軍(映画の中ではいい人)、アイン・シュタイン等の人物の他、絵画やロダンの「考える人」など芸術作品も映像のマジックで動き出す。
中でもアル・カポネ一味がモノクロカラーだったり、絵画の世界に主人公達が入りこんだりなど、『カラー・オブ・ハート』、『奇跡の輝き』などで見た映像マジックの驚きが意外にもこの映画には満ち溢れている。
ラリー役のベン・スティラーと今回の悪役かーメン・ラー役ハンク・アザリアの漫才のようなやりとりは面白いが、くどくなる直前ぐらいで押えてあるあたりが好感。
カポネ、イワン雷帝、ナポレオンの度重なる服装へのツッコミに「これはチュニックだ!」「チュニック以外の質問禁止!」と言い切る等、カーメン・ラーのどこか憎めないキャラもいい。
世界初の女性飛行士アメリア・ウォーレン役のエイミー・アダムスは、『魔法にかけられて』のジゼルで魅せた活きの良さが今回も健在。
相変わらず「三十路でもいけるキュートさ」を劇中、終始維持している。
アメリアは、世相を反映してか、肉食系で自分からキスをし、しかもさっぱりした気持ちの良い性格(決して自分に正直で言いたい放題、と同意ではない。そういう人に粘着質な人は多い。)
そんな役なので、劇中のライリーじゃなくても、彼女との別れのラストシーンに切なくなる人は多いと思う。
眼鏡をかけると結構ダサかったりするんだが。
真面目になりすぎず、なおかつ真面目に押えるべき点はきっちり押えているあたりは映画としてのバランスも絶妙であるといえるのではないか。
「世界征服に協力したいと申し出ているんですがちょっと変な奴なんです」と紹介して現れるダース・ベーダーにも爆笑。
あの時、カーメン・ラーはこの男を仲間に引き入れてば勝負に勝てただろうに。見た目で人を判断してはいけません(笑)
も〜なんでもあり?!なこれぞドタバタコメディー! 2009-12-29
大ヒットしたナイトミュージアムの続編です。続編なだけに 展示物が動いたりすることにたいしては新鮮味がかけますが スケールアップしたことでカバーできてるかな?
夜警をやめて実業家として成功しているラリー。いぞがしい毎日で 息子ともあまり時間がとれずもんもんとしている。そんなとき 博物館の展示物がスミソニアンの保管倉庫に移されることを 知る。石版は博物館に残されたままになるはずだったのに、猿が 持っていってしまい。。。そうなったら広大なスミソニアンの 展示物すべてが動き出してしまう!そりゃあ大変だーってんで ラリーはDC入りします。
なんとか保管倉庫にたどり着いたが、そこにはアクムンラーの 兄、カームンラーがいて石版を使い世界征服をたくらんでいる ことを知ったラリーはなんとか石版を持ち帰ろうとするのだが。。。
こっからいろんな展示物がめまぐるしく出てきます。
イワン雷帝、ナポレオン、アルカポネを味方につけたカームンラー とラリーと冒険好きのアメリアのおっかけっこ。
展示の写真や絵が動き出したり、写真の中に入ったり(この写真の 水兵さんに注目ですよ。だれだかわかるかな〜)天使(ジョナス・ ブラザース)が歌いだしたり、展示物の飛行機に乗ったり。。。 と盛りだくさんです。
カームンラー役のハンク・アザリア(シンプソンズの脇役)がいい味 出してます。 最後はラリーのアクションもチラッとあり。ラストはちょっと びっくりさせられます。そうくるとは思わなかったなあ。
盛りだくさんすぎてちょっとまとまりなくなった感じもありますけど 単純に楽しめる作品です。DCに行ったのにスミソニアンは行けなかった からぜひ行って実物を見てみたいものです。(映画自体すごい宣伝にもなって ますよね〜。)
家族向けとしては◎...しかしですねェ〜 2009-12-22
クリスマス、年末年始にテレビに飽きたら家族で鑑賞するには、正に好適な作品。
博物館を訪れた人なら誰もがチラットでも考えた事があるだろう
<こいつらが動いたら面白いのに>を映像にして見せてくれる。
これが比較する前作がないなら、文句なく☆4。
その前作は、けっこうシリアスな窃盗団の思惑、石版の謎、夜明けまでに 外出(?)している展示物を回収できるか?というタイムリミット物の 要素を設定、そこに展示物それぞれの物語を織り込んで(対立するもの、 恋愛するもの、じゃれたい物 等など)せまい箱庭(博物館)を舞台に 結構面白いストーリーを見せてくれ、最後まで飽きることなく見られた。
それが本作では、箱庭のサイズを大きくして、動く展示物も増やしているのだが、 個々の動く展示物に意外性や物語が薄くなり、あまりにも、お決まりのジョークしか見られず グツと肩入れ出来る見所のない作品になってしまった。
(その分、さらに若年層に観客層を広げようとしたのかもしれない。)
マア、このジャンルの作品に、それほど気合を求める必要もないのでしょうが....
前作が気に入っていただけに、いま少し頑張って欲しかった。
余談ですが、今回は展示物との恋愛も、メインストーリーに加えられているのだが、 どうもベン・ステラー(『ボビーに首ったけ』)では痛いんだが... 何で監督を変えてしまったんだろうか?
TVシリーズも含めて、どんどん軽い続編が制作されそうな気がする。
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