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夜の夜長は映画でも ~映画DVDレビュー~

邦画洋画問わずお気に入り映画DVDをレビューするブログです。多少ネタバレも含まれていますが、最新の映画をメインに映画大好きな人に少しでもお役に立てるようなブログを目指しております!!  落ち込んだ時に観る映画。皆でガヤガヤ観る映画。スカッとしたいときに観る映画。恋人や愛人と観る映画・・・時には考えさせられたり人生観を変えられる名作に出逢うことがあります。 ジャケ写をクリックするとここから購入することもできます。

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火天の城 [DVD]

火天の城 [DVD]火天の城 [DVD]
出演:西田敏行 /福田沙紀 /椎名桔平 /大竹しのぶ
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
発売日 2010-02-21
オススメ度:★★★




困る 2010-02-13
最近の洋画は、中世、神話の時代を題材に、結構面白いダーク・ファンタジーな映画を供給している。
戦国時代という興味深い題材を活かして行けば、邦画はそれらに対抗出来る面白い映画を もっと供給出来ると信じている。(例えば『もののけ姫』アニメではあるが...)
数年前に本作の原作を読了し、安土城後を訪問したこともある私としては、このDVDを 非常に楽しみにして見た。
結果は、他のレビュアーの方のコメントに明白に述べられているように、

・本筋である築城話が弱い、薄い。弟子たちの演技が、あまりに空々しい、よって盛り上がらない。

 (山本太郎が一人浮いているし、寺島進はSWATの小隊長にしかみえない。)

秀吉役の河本はダメだろう.. 築城奉行の丹羽にしても、建築と石材料の両棟梁に、そんなに簡単に刀を抜いては信長に叱られるだろう。

・挿話が伏線もへったくれもなく、突然始まって、突然終わる。本筋以上に薄い。

 テロ集団のくだり(これを経て、皆がまとまる、という重要な話なんだが..) なんかは、伏線を張って、何時来るのかと見る側をジリジリさせないと、いきなり始められても 単なる通過イベントとしてしか見る側は捕らえられない。 死んだはずの弟子が松葉杖ついて突然帰還して、いきなりノミを振るい始めるのなんかは、、 もうポカンと口を開けて見送るしかない。(多分、失踪してしまった経緯説明等はあったんだろうが、編集で割愛したのか...)
娘、福田某の演技は...あれで本当にOKYだしたの?

緒方直人が、何で西田を殴打し続けるのかも意味不明。

西田敏行も椎名(信長役はつり目がぴったり)も熱演なんですが、他が薄いので、妙に浮いてしまっています。 そう、すべてがライトな印象。

設計図のコンペあたりまでは、面白そうだったのだが、中盤以降、二度もうたた寝してしまった。

随所で配役の妙が光る好作品 2010-01-31
織田信長に安土城築城を命じられた宮大工の棟梁岡部又右衛門、彼がその着手から城を完成させるまでの数年間を描いた映画だ。映画が始まって早々、信長が命じた基本設計を無視した指図争いの顛末、敵対する武田陣内へ単身乗り込んでいっての資材調達など、彼が命を賭した数々のエピソードに知らず引き込まれていく。とにかく仕事の中身に忠実であろうとする彼の生き様、執念は爽やかですらある。加えて彼とそれを取り巻く人々の人物描写も魅力たっぷりだ。とくに又右衛門の妻田鶴が自棄になりかけた彼を諭すシーンはその心栄えの高さに涙なくしては見れない。いい芝居をした大竹しのぶを誉めたいものだ。さて数々の修羅場を経た城作りの最後の最後にまた大問題が持ち上がる。この問題に人心がひとつになって立ち向かうシーンは圧巻、息を呑む。最後に又右衛門の吐く「お前たちこそ神の手じゃ」のせりふは泣きの西田敏行ならでは。この映画の主人公役として彼がピタリと嵌るこの瞬間、もう一段も二段もこの映画を見た満足感が高まるのを感じることだろう。

城を築城する困難が良く伝わる素晴らしい映画でした。 2010-01-28
日本の全ての高層城殻の始祖と云ってもよい安土城の、

神秘・優雅さ・壮大さとそして、ミステリーを知るのに大変良い映画と思います。

映像の美しさはゆうに及ばず、 主人公の岡部又衛門を演じる西田敏行さんの名演技が冴え渡り又 、 当時の棟梁という特異な業種の岡部を陰ながら支える妻役も、 現代の女性には到底理解し得ないと思える当時の女性の心理描写も含めて、 大竹しのぶさんが見事に演じきってました。

又、織田信長を演じる椎名桔平さんも、昔から気性の荒い侍を演じさせると冴え渡る方ですから、 今回の演技も素晴らしいの一言に尽きました。
映画全篇を通してとても素晴らしいものでしたが但し、残念な部分もあります。

まず余計とも感じられたのは、原作にはないラブロマンスです。
それに時間を割く位なら、もっと原作の様に建築にまつわる人達の描写を深く掘り下げて欲しかった。

又近年の映画に多い事ですが、 映画全体を支える熟練俳優の演技が冴え渡る中、一部の若手俳優の演技力の未熟さが際立ち残念です。
話題作りの為には仕方ないのでしょうね。

それともう一つ。

当時の棟梁という過酷な職業の人が、あんなに太っているとはとても考えられず、 西田さんの演技の素晴らしさと相反したマイナス要素でした(これも仕方ないですが)。
いくつか残念な点もありましたがそれでも、 城を建てる事に的を絞り更には、戦国武将モノで合戦シーンが無いという珍しいこの映画は、 日本の築城建築の凄まじさを知る上でも、良い意味で異色であり比類ない作品でした。


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