MW‐ムウ‐ [DVD]出演:玉木宏 /山田孝之
アミューズソフトエンタテインメント
発売日 2009-11-06
オススメ度:★★★
いきなりクライマックス 2010-01-07
いまをときめく玉木宏の主演作品、しかも手塚治虫のマンガが原作ということで、人気と話題性におんぶしたアイドル映画になるのではないかと危惧していたが、ところがどっこい、丁寧に作られた迫力ある作品だった。
タイが大好きな私にとって、特に冒頭のバンコクでの追跡劇は嬉しかった。身代金を手にした結城美智雄はセントラル・ワールド・プラザの前を通ってラーマ1世通りを歩き、BTSに乗り込む(歩いていたラーマ1世通りの向かい側には警察署もあるのに)。誘拐事件に対するタイ警察の対応もしっかりしていて、タイを見下して描いていないところにも好感が持てた。
ストーリーは、結城が16年前の恨みをはらすべく次々に復讐を決行し、米軍基地からMWを奪うという直接行動に出る、いわばクライマックスのみを描いている。背景を想像して分かったつもりで見ていればそれでも済むが、復讐に至るまでの結城の葛藤や、MWの影響で徐々に人間性を失っていく過程などが描かれていれば、さらに後半が重みのあるものになったはず。
とはいえ、玉木宏はブレずにクールな結城美智雄を演じ、男の目から見てもカッコよかった。「ミッドナイト・イーグル」のあたりまでは線の細さを感じさせたが、「のだめ」の千秋役などで演技の幅を広げたような気がする。人気俳優が背伸びをして悪役を演じたというレベルではなく、説得力のある演技だった。
「悪」の魅力 2010-01-02
16年前に南の島で起きた島民虐殺事件。
生き残った少年2人は、ひとりは復讐の為に生き、もうひとりは
牧師として、モンスターと化した友の復讐行に苦悩しながら生きていた。
玉木宏演じる結城の「悪」の美しさに、おそろしく心を奪われた。
やせこけた幽鬼のような姿がとてもリアルだった。
しかし、結城と対になるべき賀来の演出は、今ひとつだったように思う。
背負った「業」を演ずるに、結城はその過激な行動によって、賀来は穏やかな
表面の奥に隠したその苦悩の深さによって、なされるべきだと思う。
山田演じる賀来は、その演技力は認めるものの、頬がふっくらとして
健康的で、リアリティを壊しているような気がした。メイクや減量によって
外見上の演出を工夫する事はできなかったのだろうか。
けれども、物語の中核となる2人の演出に若干バランスを欠くものの、
それでもなお、美しい物語に仕上がっている。
また、周りのキャラクターの存在感がいまひとつなのも残念だった。
結城を追う沢木刑事も、事件の真相を追う新聞記者の牧野も役者が違い過ぎ、
主役の2人と釣り合いが取れていない。
おそらく、「業」が足りないのだろう。
背負っているもの、くぐってきた修羅場の数が違い過ぎるのだろう。
その結果、結城に追い詰められる緊迫感が無く、それが為に結城VS賀来という
単純な構成の話になってしまった。
しかし、こうした点を若干割り引いても、この作品の感動は変わらない。
それが、この「結城」というキャラのスゴさだと思う。
カッコイい!! 2009-12-22
なにわともあれ、玉木さんがかっこよすぎです(≧∀≦)
最初の変装のヒゲはどうかと思いましたが、黒タンクとか、めちゃくちゃエロかっこいいです!!
山田さんに関しては、可愛いんです!なんというかシャイ?とにかく可愛いです!
2人のキャラを見たい人必見です!
山田さんもいっているとおり、玉木さんがかっこよすぎてズルいです(笑)あのキャラで連ドラとかでて欲しい!
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