真夏のオリオン [Blu-ray]
出演:玉木宏 /北川景子 /堂珍嘉邦 /平岡祐太 /吉田栄作
VAP,INC(VAP)(D)
発売日 2010-03-21
オススメ度:★★★
反戦メッセージは薄いが 2009-11-05
1957年公開の名作「眼下の敵」を意識しています。ですから、派手な戦闘シーンはほとんどなく、知的な心理戦がほとんど。でも、それなりに盛り上がります。オリオン座を眺めて平和を願うやさしい軍人たちの、友情ドラマにもなっています。そういう意味では、残酷なシーンはありませんし「戦争映画」が苦手な婦女子が安心して楽しめる、あくまでも「娯楽映画」です。(笑)
お国のための死より生きることを肯定するスタンスとか、反戦のテーマはあるものの、好敵手同士のスポーツの対戦のような軽い物語としての作りは、現代の観客に受け入れられるでしょう。
潜水艦艦長VS駆逐艦艦長のそれぞれの思惑が交錯して、ギリギリの攻防戦をするシーンは良く練られていて面白かったです。
また、潜水艦に人間魚雷「回天」の乗組員が乗艦してくるシーンが出てきたので、悲惨な戦いになるのかと、思ったのですが、本作では二つのパターンで回天をうまく使っています。ネタバレになるので詳しく書きませんが、拍手ものです。
この「回天作戦」が倉本艦長の人柄の良さを観客にアピールするという効果も上げている。敵との丁々発止を見せながらヒューマンドラマとしての側面もしっかり見せてくれる上手い脚本です。
玉木宏では若すぎるかなと思いましたが、当時の艦長は結構若い人がいたと知り、脇を固めた吹越満や益岡徹、あるいは吉田栄作のそれぞれの個性が光り総合的に悪くないキャスティングでした。ヘアースタイルは現代風ですがね。(苦笑)
ただ、アメリカ側の駆逐艦の艦長にはもう少し著名な俳優を起用して欲しかったことと、ヒロインの北川景子は、チャーミングなんだけど、演技はイマイチでシリアスな映画には不向きかも。
エンドロール後に、おまけ映像があるので最後までお見逃しなく。
俳優陣 2009-10-27
俳優陣がいいですね。吉田栄作さんなんか、若いころの勢いだけの姿(失礼!)は何処へやら。いい芝居する役者さんになられました。
実証的には厳しい側面もあるかと思いますが、映画ですから(笑)。いい出来だと思います。予約開始日即日予約しました。
さらに詳しい情報はコチラ≫PR
COMMENT