グラン・トリノ [DVD]
出演:クリント・イーストウッド /ビー・バン /アーニー・ハー /クリストファー・カーリー
ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 2009-09-16
オススメ度:★★★★
イーストウッドと古き良きアメリカ映画の集大成 2010-01-09
イーストウッドの映画人の歴史はアメリカ映画の歴史の一部であり、セルジオ・レオーネなどのマカロニウェスタンの魂 を受け継いだ最後の人間として古き良きアメリカ映画の集大成を映画を描いている。そしてイーストウッドのキャリアの 終わり(監督業は続けるが)も映しているようにも見える。なぜ、そのように見えるかというと
内ポケットにたびたび手をかけているところは「ダーティハリー」、
結末の悲惨なシーンは「パフェクトワールド」などの以前の作った作品から数多くの引用が見ることができる。
また、アメリカではR指定のセリフもここまでとことん言われるとせりふの内容も含めて笑ってしまう。
そして今作品も「許されざるもの」以降の暴力の不条理に耐えることがテーマである作品を作り続けている。
しかし、前作のチェンジリングより重くない(でも両方ともバットエンディングです)ので イーストウッド作品をはじめている方は今作から見ることをお勧めします。
名演数多く 2010-01-09
内容や、イーストウッドの名演ぶりは書き尽くされているので、その他の俳優たちに目を向けたい。
・孫娘
クソガキのビッチ候補を完璧に演技。ラストの期待に胸膨らませる顔は、近くにいたら殴り飛ばしたいほどだ。
・隣の婆さん
何言ってるかわかんない言葉も意味が通るほどの名演。とにかくウザい。そして味がある。
・犬
大人しい。かわいい。
・白人のヘタレボーイフレンド
ああ、見るからにヘタレだ!帽子でついた髪の癖とかまでヘタレだ!
・神父さん
神学校出たての、教本通りの説教しか出来ない若造。彼の成長ぶりは今作の見所の一つ。
・祈祷師
胡散臭い。そして既にミイラ化が始まっているのではないかと思わせるような貫禄。コワルスキーさんもタジタジ。
男の生きざまとはこういうことだ!! 2010-01-08
イーストウッド演じる頑固者の爺さんと アジア系移民のイジメられっ子少年との間に 芽生える友情物語を通して 米国が抱える社会的問題をえぐり出す感動作。
「昔は良かった・・・」とこぼしてばかりいた老人が 少年の未来の為に男としての「落とし前」をつける 男の生きざまとはこういうことだ!!
男なら感涙せずにおれない映画です。
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